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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

金春の羽衣・・・謡本のつづき

本日は金春流の羽衣の謡本です。
羽衣金春
金春流は江戸時代初期から謡本を刊行していて、明治以降も何種類かの謡本を刊行したようです。
現行の版は前宗家、といってもつい先日、ご子息金春安明師に宗家を譲ったばかりの、七十九世金春信高師が著作者になっています。


金春の現行の版は、何が驚くって、開けてみると楷書で書かれていることですね
金春本文
表紙も紺地に吟で松の葉が描かれたスッキリしたデザインですが、全編楷書の読みやすさは抜群です。漢字の振り仮名も丁寧に付けられています。
ワキ(男)、シテ(女)と、シテ・ワキが初めて登場するところには男女の別が注記されているのもユニークですね。
写真は、観世・宝生の謡本で御覧に入れた部分よりもう少し後のところ、クリ、サシ、クセとつながっていくところです。
巻頭に解説があるのは他流と同じですが、本文余白には特段の注記などはありません。
独吟や小謡などの場所が示されている程度です。


観世・宝生の謡本は割合似た感じですが、金春の謡本はかなり違った印象で、並べてみると面白いと思います。

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コメント

仮名遣いも

現代仮名遣いだったような……
かなり読みにくい宝生に較べると、読みやすさはありますね。

そうなんです

本文は現代仮名遣いですね。
以前にも書きましたが、学生時代に習っていた頃には、扇を「あふぎ」と字面そのままに謡った人もいました。
金春なら、こんな間違いはなかったですね。

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