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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

翁付淡路またまたつづき

シテは袷狩衣に白地に波の文様の半切、天神の面をかけて透冠の姿で一ノ松に出てサシ。伊弉諾の神は我と謡い「御裔は今に 君の代より」と謡って開キ、袖の露取って舞台に入り、常座に立って神舞となります。

装束付では、面は邯鄲男又は天神とされていますが、面が変わると随分と印象が変わる気がします。個人的には、いささか憂いを含んだ印象のある邯鄲男の方が好きですが、天神だと神の力強さが強調されるような感もあります。そのせいか、神舞も強い感じを受けました。

神舞を舞上げ、さらに謡に乗せてシテが舞います。最後は「千秋の秋津洲 治まる国ぞ久しき 治まる国ぞ久しき」と目出度く舞上げて終曲となりました。
ここまでで二時間半弱。淡路自体は80分ほどの上演です。

シテ、ワキに続き地謡も退場しますが、囃子方はそのまま舞台に残り狂言「目近」になりました。

目近
 シテ 山本東次郎
  アド 山本泰太郎 山本則秀 山本則重

目近はあまり上演されない狂言ですが、末広がりと同様の曲で、果報者が一族を招いての宴で長老達に「目近籠骨」を贈ろうと思い立ち、太郎冠者・次郎冠者に「目近籠骨」を求めさせるという展開です。
末広がり同様に、二人は都に上り、すっぱに騙されて普通の扇を高く買わされて帰り、果報者の不興を買いますが、囃し物をして主の機嫌を直すというもの。和泉流では「籠骨」を「込骨」としているようですが、要は扇の要がしっかりして、骨の数が多い上等の扇を指す詞のようです。

実はこの目近から後、石橋までのメモを紛失しまして、やむなく鑑賞記はここまでです。東次郎さんの果報者が後段で機嫌を直すと舞台全体が目出度い感じに包まれたこと、石橋は師資十二段式の小書が付き、獅子が十二段で舞われましたが、たしかに数えてみると段が十二あり、杉信太朗さんの力ある笛にのせ気迫ある紅白の獅子の舞だったことが印象に残りました。
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