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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

金春の会

金春会の観能記の後ですが、ちょうど金春の会の話を書こうと思っていましたので・・・



金春流はプロの能楽師があまり多くない、言ってみれば小流ですが、宗家に近い先生方と櫻間一門の先生方の、大きく二つの派に分かれている、と言われます。



櫻間家はもともと熊本、細川藩のお抱え能楽師で、幕末に江戸に出て以来、櫻間左陣(伴馬)、弓川、そして道雄といった名手が出て東京での勢力を築いてきました。
一方、宗家は奈良を本拠地としてきたこともあって、東京では金春流と言えば櫻間家という時代が長かったと聞いています。



現宗家、79世金春信高師は、戦後一家をあげて奈良から東京に居を移し、現在はご子息にあたる安明師を中心に活動が盛り上がってきています。



流儀の定例会は年8回の金春会が中心ですが、奈良や大阪など関西でも催されています。この会には宗家に近い先生方、櫻間一門の先生方、そして女流の先生方も皆さん出演されています。



宗家に近い先生方の円満井会は、観世九皐会の矢来能楽堂で定例会が開かれます。一方、櫻間会は渋谷の観世能楽堂が会場。
櫻間家の当主は現在、櫻間右陣師。名人道雄の外孫に当たる方で、たしか本姓は黒田さんとおっしゃったかと・・・。また櫻間金記師は本名は瀬尾菊次さんとおっしゃって、私にはこちらの名前の方が馴染みがあります。大学の講師などもされています。



金春で、上手いなぁと常々感銘を受けるのが本田光洋師。父上、故本田秀男師は櫻間伴馬の弟子で、光洋先生も子方の頃から櫻間家の舞台に立っておられた様子。そんな関係からか、道成寺の斜入や邯鄲の飛び込みなど、櫻間系の芸を伝承しておられます。
ですが現在の活動は宗家、安明師とご一緒にされているような感じです。ご子息と年に一度、秀麗会を催されていますね。
光洋師と金記師の二人の会、轍の会も年に一度、定例公演を行っています。



私はずっと前、まだ宝生の能楽堂が水道橋能楽堂といった頃に、晩年の櫻間道雄師の能を観て大変感銘を受けたことがあります。が、その後は金春の能を観る機会がほとんど無く、ここ数年、ようやく時々観るようになったのですが、会の運営など好感を持って拝見しています。

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