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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

自然居士 内田成信(つづき)

私、喜多流の能はあまり観ていませんで、自然居士も初めてです。
観世では狂言口開で、まず登場したアイ雲居寺辺りの者が、幕内のシテ自然居士に呼び掛け、シテがおもむろに登場すると、続いて子方の女が登場して諷誦を差し出します。
その後、ワキの人商人が登場するのですが、喜多流ではまず名ノリ笛でワキ、ワキツレが登場し、その後にアイとシテの問答ということで、随分違った印象になります。



さらに子方は「女」ではなく「幼き人」とされていて・・・これは、子方の内田貴成クンがとても小さくて、唐織りは無理そうなので「幼き人」にしたのか、それとも喜多流ではこれが決まりなのか、どちらか判別できませんが、ともかく女とはしないままに話が進みました。



内田成信さんの能は初めて拝見しましたが、しっかりした演技で好感が持てます。
自然居士は喝食・・・半僧半俗の修行者で、喝食自体は本来、少年なのでしょうが、もう少し年上の青年修行者といった設定かと思います。
青年らしい正義感、行動力と、優しい気持ち、そして舞の上手という、好感持てる人物設定ですが、その若々しい正義感あふれた雰囲気を良く出しておられたと思います。



舞も良かったのですが、中ノ舞の前あたりから、ちょっとしたハプニングがありまして、ついついそちらに気をとられたために、今ひとつ舞に集中できませんでした。ちょっと残念です。



善竹十郎さんのアイが、子方を慈しむような優しい雰囲気を出しておられて、風情のある舞台でした。

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