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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

桑の弓蓬の矢・・・弓矢立合のつづき

詞章も、ここからが弓矢立合。
「桑の弓蓬の矢の功(イサオシ)は實(マコト)にめでたかりけり」と変わり、囃子も小鼓は頭取だけ、それに大鼓と笛が加わる通常の形になります。



記憶では金春流の弓矢立合は、弓矢立合として独立して演じられていたように思います。したがって小鼓は最初から一人だったと思うのですが、このあたりもハッキリと覚えてはいないので仕方ありませんね。



常の翁では重々しく舞台上で翁が面をつけますが、弓矢立合は直面の相舞ということで、「参ろうれんげりやとんどや」から立って大小前に向かいます。そういうところから考えても、舞囃子として演じるというのも存外、省略された形とばかりは言えないところかもしれません。
いずれ別の項目で書こうと思っていますが、江戸時代の謡初之式では三流の大夫が相舞で弓矢立合を舞ったそうで、おそらく形としては舞囃子といっていい形だったのではないかと思います。



今回の会では翁の装束でしたが、シテ浅見真州さんの佩いた太刀が長くて、正面を向いた肩越しに先が見える程でした。
翁三人の相舞が終わると翁還りとなり、小鼓三丁取りに笛があしらう、常の翁の囃子の形に戻ります。



翁三人と千歳が退場して三番三の舞。山本則直さんの三番三でしたが、気迫の入った気持ちの良い舞でした。



翁自体は、繰り返しになりますが儀式としての側面が大変強く、弓矢立合だからといっても別にストーリー性が出てくるわけでもありませんから、観てどうのこうのということはないのですが、なんだかとても清々しい気分になります。それが最大の目的なのかも知れませんね。
細かく書けば様々にありますが、また翁については別の機会に「あれこれ」書くこととして、明日は次の曲に移りたいと思います。

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