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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

金剛の山姥・・・つづき

前シテは呼掛けで登場し、そのまま正中まで進んで下居りの形です。
真の山姥を巡るやり取り後、中入りとなりますが「暮るるを急ぐ深山辺の」で始まる地謡が「言うかと見ればそのまま」でかかってシテも動きを速めますが、その後は歩を緩めて通常の感じで静かに橋掛りを進んで中入りしました。


浅見さんの会ではツレとワキが座を替えて、ツレが鬘桶に腰を下ろしましたが、この日は下居のままシテの出を待つ形です。


後シテの衣装は緑を基調にした色合い・・・残念ながら色には詳しくないのでなんと表現したらいいのか分からないのですが、萌黄と言ったらよいのか薄い緑系の大口で、上は枯れ草色といった感じ。山姥の後は茶系の装束を使うことが多いように思うのですが、深山の木々、下草と一体化した山姥の風情を出すねらいなのかもしれません。
登場した山姥は「よし足引の山姥が」でいったん鬘桶に腰を下ろします。鬘桶の使い方も前回との違いがあって、なかなか面白く感じました。


「そもそも山姥は」と立って、山姥の曲舞に入りました。
山姥は恨みを持った鬼ではなく、自然の中に生じた人間にあらざるものということなのでしょう。あまり感情を込めた舞ではなく、むしろどこか超然とした雰囲気が良いのだろうと思います。
いささかハプニングがあって驚いたりもしましたが、一週間の間で山姥を続けてみることになり、対比の面でも面白く鑑賞しました。

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