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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

ちょっとした駄洒落オチ・・・山姥さらにつづき

靱(ウツボ)は矢を入れる道具ですが、外側に毛皮をかけた毛靱もあり、中世には猿皮をかけた猿靱が流行った時期もあったようです。・・・これが靱猿の話につながるわけですね。
さてその毛靱を山に落としてしまうと、毛が髪になり胴ができて山姥になると語ります。


また桶は、山里に古い桶があると、小さな桶が頭になり底が抜けて目ができる一方、大きな桶が胴体になって山姥になるという話です。


そして、いずれの類型でも最後は木戸。
山にある古い木戸が人の形になって山姥になるというのですが、ここまで聞いたところでワキが「木戸ではなく鬼女であろう」とオチをつけるわけです。


もっとも石田さんのアイでは、このワキのオチに対しては特にコメントをせず、直ちに前シテの言い残した言葉につながって、ツレを促すところになりましたが、大藏ではこのワキの言葉に、さらに「田舎者なので木戸とばかり思っていたが、さすがに都の人は賢い」といった台詞が続いて、笑いを誘う感じです。


道成寺もそうですが、長い緊張を要する能の途中で、アイのちょっとした笑いを誘う演技が料理の口直しのような感じに、上手く効いているというところですね。

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