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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

ヒシギ・・・笛の話つづき3

もう一つ、笛について忘れてならないのがヒシギ。


一曲の能の始めに、ヒーヤーアヒーと切り裂くような高い音の音色で吹かれるアレです。
その他でも、登場楽の最初や、あるいは道成寺の急ノ舞の途中などでも、高音のヒシギが吹かれます。
メロディーという範疇を越えていて、おそらくなにがしか超自然的なものを導くような、そんな意図があって吹かれるようになってきたものなのでしょう。


あの甲高い音を出すために、能管が独特の構造をしているわけですが、もちろんあの音を綺麗に出すには相応の訓練が必要です。
ただ力を入れればいい、というものでもなくて、下手をすればブブーっと唇の振るえる音が強く出てしまったり、一音だけで息が続かなくなったりで、なかなか綺麗に奏する方は多くありません。


しかし、特に一曲の初めのヒシギが綺麗にきまると、そこに能の神が降りるような感じもして、私は案外この音にこだわっています。


一噌流の藤田次郎さんや森田流の松田弘之さん、あるいは若手では一噌幸弘さんなど、安心して聞いていられますね。
藤田大五郎師は、お若いときは本当に神懸かったような笛を吹いておられましたが、さすがにお歳からか、息を続けて吹くことは負担になっておられるような感じです。
昔聞いた獅子などは、ふるえが来るようでしたが・・・

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