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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

清水 野村万蔵(ひたち能と狂言)

和泉流 日立シビックセンター 2006.9.2
 シテ 野村万蔵、アド 小笠原匡


清水(シミズ)は本当に狂言らしい狂言と言っても良いのではないかと思います。そのため上演も多く、珍しさはありませんが、見ていて楽しいことは間違いありません。
今回のような地方公演にはうってつけの曲ではないかと思います。


アドの主人とシテ太郎冠者二人が登場してくると、主人は茶の湯に使う清水を汲みに行くようにと太郎冠者に命じます。
太郎冠者の返事は不承不承。このあたりから度々客席から笑い声が起き、なかなか良い雰囲気での進行となりました。


太郎冠者は、何かにつけて自分が用事を言いつけられるのが不満な様子。野中に清水を汲みに行くなど女子供でも出来る仕事と独白します。
しかし主人の命令には逆らえず、清水を汲みに行く羽目になります。
水汲みに当たって汲み方を知っているか、と主人に問われ、太郎冠者は知らないと答えます。
そこで主人は、浮いている木の葉を除け、下の方を掻き回さぬように、真ん中から汲めと言いますが、太郎冠者は「そのようなことなら知っている」と答えます。
太郎冠者の面白くない気持ちがこの問答からも十分うかがえますね。


以前にも何度か書いていますが、野村万蔵さん、良介さんの名前で出ていた頃からのファンです。とは言っても追っかけをするほどのことはありませんが、良介さんの持っているなんとも言えない雰囲気が好きです。
お兄さんの耕介さんが急逝されたのは本当に残念なことでしたが、結果として良介さんが万蔵の名前を継がれたのはファンとしては喜ばしい限りです。


この清水でも、万蔵さんの持つ味わいが遺憾なく発揮されていたように感じました。
つづきを明日に・・・

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