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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

宝生の羽衣・・・謡本のつづき

昨日につづいて、今日は宝生流の現行謡本です
羽衣宝生
この版は著作者が宝生九郎となっていますが、昭和になってからの版で十七世 宝生九郎 重英の手になるものですね。
宝生流も江戸時代から様々な謡本を出版してきたようなのですが、私はひょんなことから、この版の一つ前の版の羽衣も持っています。確か昭和版と呼ばれているはずで、昭和初年の版なのですが、型押しの表紙でなかなか趣があります。


現在の版はその昭和版の少し後に刊行された様子ですが、黒地に金で五雲が刷られた、重厚な感じの本になっています。


中を開けると特徴的なのが、上部余白の記載。
宝生本文
観世と同様に挿絵が入っていますが、他にも要所要所に謡い方の注意点や節付けの解説が入っています。
稽古本としては良くできていると思います。


ただし五流の中では一番、字の表記が難しいように思います。
まあ、江戸時代の黄表紙などのような読みにくさではありませんから、まずまず読めますが、変体仮名なども使われているので、若い方にはちょっと大変かもしれません。


表紙裏に、七寶と五雲という二つの小謡が載っています。
どちらも宝生流独特の小謡ですが、解説では『たとえば、謡会の初めに「七寶」を、終りに「五雲」を謡います」と書かれているとおり、会の前後に謡われることが多いようです。
一度、宝生の会を観ていて、附け祝言で五雲が謡われるのを聞いたことがあります。


昨日同様、著作権の問題も考慮し、画質を落として掲載しました。ご容赦下さい。

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