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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

磁石 山本則直(円満井会定例能)

大藏流 矢来能楽堂 2006.9.17
 シテ 山本則直
  アド 山本則孝 若松隆


狂言は磁石。番組にはシテ山本泰太郎さんになっていたのですが、いざ始まってみるとシテとして登場してきたのは則直さん。これにはビックリしました。代演の表示も無かったので、最初は何が起こったのか理解できなかったほど。


さてこの曲、まさに狂言らしい展開で、シテは「すっぱ」。
アドの遠江国、見付(ミツケ)の者が、登場し都へ上る途中に近江国坂本の市に立ち寄り見物しているとシテが声をかけます。


アドの則孝さんは歯切れの良い語り口で、私は割と気に入っています。
さて当然ながら、シテはアドと初対面で、実はこのシテ「すっぱ」は人売り。アドを欺して宿屋に売りつけてしまおうとしています。
この赤の他人のアドに、シテがいかにも知人のように声をかけ、様々な技巧を凝らしながら自分の定宿に連れて行こうとするところが前半の見どころですね。
袖をひいたり、則直さんの演技でなかなか楽しめました。


さて宿屋まで来くるとアドはすぐに横になってしまいますが、それを見てシテは小アド宿屋の亭主を呼び内緒の相談を始めます。
アドの男はそっと起き出して、この二人の話し合いを立ち聞きしますが、なんと、自分をこの宿屋に売ろうという相談であることに気付いてしまいます。


さてこれですぐに逃げ出すかと思いきや、この見付の男もなかなかしたたかで、逃げる前に宿屋の主人から自分の代金を掠め取ろうと、床を叩きます。小アドはこれに答えて金を渡しますが、塀越しという設定なのか、金を投げ上げ、落ちた金をシテが集めます。顔を見ていないので、シテかアドかわからなかったということですね。


さてシテが起きて床を叩き、亭主に金を催促すると「もう渡した」との返事。
それでシテはあわてて宿屋の主人から太刀を借り、見付の男を追いかけます。
さてその後は・・・明日につづきます。

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