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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

樋の酒 野村万作(天地人之会)

和泉流 国立能楽堂 2006.11.03
 シテ 野村万作
  アド 石田幸雄、竹山悠樹


これは楽しい狂言で、主人の留守に太郎冠者と次郎冠者が酒を飲んでしまうという、棒縛りに似た構成の曲です。


用事の出来た主人は、太郎冠者と次郎冠者を呼び出して米蔵と酒蔵の番を言いつけます。
太郎冠者には米蔵の番を、次郎冠者には酒蔵の番を任せて出かけていきますが、この使用人達がそのままおとなしく見張りをしている訳もなく、酒蔵の番をしている次郎冠者が早速に酒を飲み始めます。


この様子をうかがっていた太郎冠者が「自分にも飲ませろ」と言い、とはいえ番をしている米蔵を離れることも出来ないために、何か良い思案はないかと二人で考え込みます。
と、次郎冠者が竹の樋を持ち出してきて、これを米蔵に渡して、酒を樋に流し太郎冠者に飲ませるという算段を思いつくわけです。


この酒を飲む所作、シテ太郎冠者の万作さんの芸、また飲ませる側の次郎冠者、石田さんの芸、いつもながら観ている方が心から楽しくなってきます。
私は何度も書いていますがほとんど飲めないクチなので、酒を飲んで「うまい」という感覚が今ひとつつかめないのですが、万作さんの表情を観ていると本当に美味しそう。
あれは一つ飲んでみたいよなあ・・・と思わせる芸ですね。


酔うにつけ、せっかく頑張っていた米蔵の番も放り出して、太郎冠者も酒蔵に合流し、二人で酒盛りを続けることになります。
さてこのつづきはまた明日に

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