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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

和田萬吉という方と九皐会

ひょんなことから和田萬吉という方が書いた文章をまとめた「能と謡」という本を手にしました。
この方は昭和九年に亡くなっていて、東京帝国大学図書館長を長く勤める傍ら、謡曲をこよなく愛し、その思いを当時の「謡曲界」という雑誌に発表していて、これを本にまとめたもののようです。


読んでみるとなかなか面白い。
謡曲の稽古に凝っているのに、一向に能を観に行かない人が多いといったことも書いています。現在とはいささか様子が違うように思いますが、大正から昭和にかけての世相を知る上でも参考になりそうです。


その和田萬吉の謡曲の師匠が観世清之、矢来観世家初代です。
萬吉は観世清之をこよなく敬慕していた様子で、その謡曲指導法や人格について尊敬の念を示すことしきりです。


観世清之は四世鐵之丞の次男で、慶応元年に五十二世梅若六郎(初世梅若実)の養子となって、五十三世梅若六郎を襲名します。
しかしその二十数年の後に、家督を初世梅若実の次男に譲って梅若家を出、観世家に戻り観世清之と改名し、矢来観世家を起こしています。
明治の観世流にあって貢献大きく、明治四十二年に惜しまれて亡くなったという方。


この清之に師事して謡曲を始めたことが、萬吉氏の一生のうえでは大きな意味を持ったということですね。


良き師に出会うことが大事ということでしょうね。

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