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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

お茶の水のつづき

水汲みを頼まれた「いちゃ」は清水に行き、日も暮れかかり人里遠い所でもあるので寂しさを紛らわすため小歌を謡いながら水を汲みます。
鬘桶を置いて蓋を取り、扇で水を汲み入れるという形。謡う小歌も清水寺や地主の桜を謡ったもので、なかなか面白い。


さて「いちゃ」が水を汲んでいると、水汲みを断った新発意が後から追ってきた風で、舞台に入ってきます。「やんややんや」といちゃの小歌を褒めますが、「いちゃ」は恥ずかしいと大騒ぎ。
新発意は「いちゃ」に声をかけて、小歌を謡いながら女の袖を引きます。
女は別の小歌を謡いながら二人は相舞の風で並んで謡いながら水を汲み出す始末。
結局は、二人ともなんとなく気になっている中ということのようで、まさにじゃれ合っているような次第ですね。


掛け合いで、あるいは同吟で、謡いながらの水汲みをし、互いに戯れあって手に手を取っての謡い舞。最後にいちゃが新発意を突き飛ばします。


さて二人が戯れあっていると、住持が帰りが遅いと心配して様子を見に登場してきます。
心配してきたものの、水汲みを断った新発意まで一緒で、二人で戯れあっている様子。
いちゃは新発意を隠そうとしますが、住持は怒って女をつきとばし新発意を扇で打ちます。いちゃはこれを止めようとしますが、住持は今度はいちゃを打とうとする始末。新発意が住持につかみかかって組み合いに。


大騒ぎの末、女が住持の足を取り、新発意と女の二人で住持を打ち倒し、いちゃが「いとおしの人よ、こちへござれ」と呼び掛け、二人連れ立って去っていくという形。


男女の戯れ合いを中心にした狂言ですが、なかなか叙情的で微笑ましく見られますね。
(20分:当日の上演時間を5分単位程度で記しておきます)

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