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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

野村万作抄を観に行く

この野村万作抄という催し、水戸芸術館が開館して間もなくから毎年催され、回を重ねて今回で十五回目になりました。
本日の番組は萬斎さんのシテで隠狸と、万作さんのシテで六人僧。
いずれも面白い狂言で、楽しく拝見しました。


開演に先立って、石田幸雄さんの解説ということで、二十分ほどのお話。
初めての方にも参考になるようにということで、役の性格による名のり方の違いなどを実演を交えながらの解説。これがまたなかなかに面白いお話でした。


隠狸はそれほどでもありませんが、六人僧は割合上演の少ない曲で初見です。
曲の鑑賞記はいずれ掲載しますが、この野村万作抄、最近はあまり観ていなかったので、久しぶりに楽しい会を観て満足しています。


水戸の芸術館は1990年に水戸市制100周年を記念して開館した施設で、コンサートホールと劇場、それに美術館が一体になっています。
万作さんはこの芸術館のオープン当初から関わりを持たれ、野村万作抄の形で年一度の定期公演を続けてこられました。


会場となるACM劇場は、建築家の磯崎新さんがシェークスピアの時代のグローブ座に着想を得て設計したもので、舞台を客席が取り囲むように円筒形に立ち上がっている不思議な形。
これが能・狂言に妙にフィットします。


舞台も客席に張り出した形になっていて、正面奥が両開きの扉になっている設計。
このところは仮設の能舞台を組んでしまうので、正面奥は松の絵になってしまいますが、十年以上前の野村万作抄で茸(クサビラ)を上演した際に、この正面奥の扉も利用して、茸がぞろぞろと出てくる様を表現したり、といった斬新な演出もありました。
萬斎さんの奈須与市語も記憶に残っています。


萬斎さんの人気が高まって、すっかりチケットが取りにくくなってしまったため、あまり観に行っていないのですが、やっぱり面白かったなあ・・・
来年も観に行こう!っと。

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