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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

采女 小林与志郎(宝生会月並能)

宝生流 宝生能楽堂 2007.4.08
 シテ 小林与志郎 ワキ 森常好
  アイ 山本泰太郎
   大鼓 安福光雄、小鼓 幸清次郎
   笛 一噌庸二


三番目物の優美な曲ですが、いささか長い。序ノ舞を本来の形の五段で舞ったりすると2時間20分ほどもかかるでしょうか。本日は2時間弱というところでしたが。


さてまずは、諸国一見の僧であるワキ、ワキツレの一行が名乗り笛で登場します。
ワキの僧は舞台正中まで進みますが、ワキツレは橋掛りで下居し名乗りを聞く形ですね。その後、一同が舞台へ進み、サシ、道行を謡って、都から南都、春日の里についたことになります。


続いて次第の囃子で前シテが登場。
手には小枝を持っています。前シテの里女はなぜか木々の茂った森にさらに木を植えるのですが、その植える木を象徴しています。
流儀によって若干の違いがあるようですが、この日は常座で次第、サシ、下歌、上歌と謡った後、そのまま常座で下居して枝を置いて合掌。さらに「明くるを春の景色かな」と立ち上がって謡う形でした。


さてワキは木々の茂った森にさらに木を植えようとするなぜかと、シテに問いかけます。これに答えて、シテは春日社の謂われを語ります。もともと木々の少ない春日山の地に影向した社のため、氏人が木々を植え続けてこのような森となったという次第です。
さらに地の下歌、上歌と続いて春日山の風情が謡われ、シテは舞台を回って三笠山と春日大社の景色を見渡す心。


シテが「猿沢の池を見たことがあるか」とワキに問いかけます。シテの誘いで、ワキも共々に猿沢の池に来てみると、シテはこの池辺にて経を読み仏事をなしてほしいとワキに頼みます。


これはどうしたことか、というつづきはまた明日に

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