FC2ブログ

能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

西行桜 高橋汎(国立能楽堂企画公演)

金春流 国立能楽堂 2007.4.26
 シテ 高橋汎 ワキ 殿田謙吉
  アイ 野村万作
   大鼓 安福建雄、小鼓 曽和正博
   太鼓 金春惣右衛門、笛 一噌庸二


蝋燭の灯りによるという企画、休憩を挟んで能の西行桜。先に書いてしまいますが、大変趣のある良い能でした。
金春流の能を観るようになって四年ほどになりますが、高橋汎さんは仕舞や地謡ではお目にかかるものの、ご縁がなくて能は拝見したことがありませんでした。
金春流の長老で確か七十代半ばかと思いますが、奈良のご出身で先代宗家信高師の一番弟子だとか。


この西行桜という曲、ワキの西行法師に対してシテ桜の古木の精が現れるのですが、桜の精は老体であるが老人ではない・・・とあらためて感じた次第です。
この表現は難しい。老練なシテが初めて表現できる境地かもしれません。老体をとっているけれども、桜の精らしい華やかさ、若さも併せ持っている。不思議な魅力のある曲です。


まず舞台には塚の作り物が出され、大小前に据えられます。
後見は本田光洋さんと横山紳一さん。今年は一月、二月に本田先生の熊野、葛城と観ましたが、三月の秀麗会はスケジュールが合わず半蔀を断念しました。轍の会も無理かなあ。
それはさておき、作り物が据えられるとワキ西行法師とアイの能力が登場してきます。ワキの装束は大口僧で名のある僧侶を示す姿ですね。
ワキは床几に腰を下ろし、庵の桜が盛りになったが今年は思う子細あって花見を禁制にするのでその旨を触れるようにと、アイに命じます。
これを受けてアイが常座で触れますが、万作さんらしい渋い能力でした。


このつづきはまた明日に

スポンサーサイト



 | HOME | 

カレンダー

« | 2007-05 | »
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。