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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

2万アクセス

おかげさまで、ブログ開設一周年を目前にしたところで、20000アクセスに到達したようです。
20000アクセス目の方は、たぶん、今年の2月頃から何度かご訪問頂いている方と思いますが、本当にありがとうございます。


さてこのブログ、もともとは能を見てみようかと迷っている方や、能を少し見始めたくらいの方向けに、ちょっとした「へ~」話を書こうというつもりで始めたのですが、このところ観能記がメインで、しかもいささかマニアックになってしまったようです。


どんなものを書いていくのか、ときどきご訪問頂いているSantalさんがご自身のブログに書いておられるのと同様に、正直のところ迷いはあります。
ただ、今のところ、鑑賞した能や狂言の記録を書いておくことで、自分自身の記憶が鮮明になったり、振り返ってみて、より深く楽しめたり、といったことがあるので、しばらくはこの形でのブログを続けていこうと思っています。
昨年3月以降に観た能・狂言の鑑賞記を掲載していますが、何度も登場する曲がある一方で、まだまだ能の現行曲の半分もカバーしていない状況ですので、いましばらく、この形を続けてもいいかな、と思っています。


ただ、このブログ開設時の「初心者むけ」という趣旨も大事にしたいので、近いうちに、また「能楽マメ知識」的なものも書いていきたいな、と思っています。
(このブログ開設当時はそうした記事を書いていたのですが・・・カテゴリーの「能狂言のイロハ」あるいは「能狂言のあれこれ」をご参照下さい)


なんにつけても、まだしばらくはこのブログを続けていきたいと思っています。
ご訪問の皆様も、引き続きよろしくお願いします

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雁大名さらにつづき

太郎冠者は、永の逗留で預かった鳥目はすべて使い果たして一銭もないと答えます。
大名も手持ちはなく、困った末に「代わり無しに肴のただ整う分別はないか」と太郎冠者に問います。


太郎冠者は考えた末に一計を思いつき、亭主の前で雁を取り合う喧嘩をし、隙を見て雁をせしめてしまおうと、主人に答えます。そしてまずは大名が肴屋町に出掛け、素知らぬふりで雁を求めることにして、太郎冠者は後から出向くということで、アドの冠者はいったん後見座へクツロぎ、シテの大名は舞台を廻って肴屋町に向かいます。


さて件の店にやってくると、早速に雁を買おうと値を問います。亭主は太郎冠者の時と同様に五百疋と答えますが、大名は「侍の値切るのもいかがか」などと言って五百疋で買うと同意します。そして亭主に雁を持ってこいと促すのですが、ここで太郎冠者が亭主に「三百疋を持ってきたのでその雁はこちらへ」と言って雁の取り合いになります。


亭主と太郎冠者がもめていると、ここにシテの大名が割って入り、今度は大名と太郎冠者が雁を取り合っての喧嘩となります。
もめているうちに大名が太刀を抜き斬りつけようとするので、亭主がこの喧嘩は預かると言って仲裁に入ります。


亭主が大名を止めようとしている隙に、太郎冠者は雁を掠め取り、亭主は切り戸口から退場してしまう訳です。


まんまと雁をせしめた二人。さらに大名は故郷の家人への土産として袱紗まで掠め取ってきています。二人が大笑いをして留めになりますが、悪事が露見して追い込みの形で終わる狂言が多い中では、いささかひねりの利いた狂言ですね。


ちなみに雁は羽箒で表します。これは雁礫でも同じですね。
大藏流は廃曲扱いと先に書きましたが、本来は洞烏帽子を使うのだそうです。これも鴈礫と同様で、流儀の決まりということなのでしょうか。
(25分:当日の上演時間を5分単位程度で記しておきます)

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