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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

俊成忠度さらにつづき

クセの謡「出雲の国に居まして」でシテは立ち上がり、クセの舞になります。
クセの部分の舞は基本形が決まっていて、この曲も特段変わった所作はありませんが、平家の公達らしい趣ある舞。品がある感じです。


このクセの終わりは「あら名残惜しの夜すがらやな」と扇を閉じて常座で後ろを向き、カケリに入ります。
優美に和歌の徳を謡い舞いしているうちに修羅の苦患が訪れた風。


帝釈、修羅の争いのさまから、忠度も「すは敵陣は乱れ合い。喚き叫べば」と太刀を抜いての型になります。
太刀を使い打つ型、変化もあって面白い。


「立つも立たれず」と刀を捨て、「こはいかにあさましや」と正中で安座。
地謡が気を変えて「ややあってさざ波や。志賀の都は荒れにしを」と謡うに合わせて、再び立ち上がり、春の夜も白々と明けわたり、忠度は姿を消したと留めになります。


小品ですが、案外味わいのある能。
シテの澤田さんは、二年ほど前に忠信のシテを拝見していますが、このところはツレばかりでした。この俊成忠度のような曲も味わいがありますね。
(35分:当日の上演時間を5分単位程度で記しておきます)

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