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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

宝生会月並能を観に行く

今年はご厚意でチケットを頂いたりしたこともあって、宝生の月並も二回に一回は観ている計算です。今回は能が「加茂」、「籠太鼓」、「来殿」の三番に、狂言が「水汲」一番という番組。


東京に向かう途中の柏近辺から、不安定な天候で土砂降りの雷雨になりました。
これで番組の最後が雷電ならそのものズバリだったのですが、宝生流の来殿は雷電とは後場が異なり雷神は登場しません。
私はてっきり加茂と賀茂のように表記が違うだけと思い込んでいたので、ちょっとビックリ。


加茂は武田孝史さんのシテ。脇能ですが高砂などのグループではなく嵐山などに近い構成の曲。変化があって面白いのですが、都合一時間半。「おっそんなにかかったか」という印象でした。


籠太鼓は三川淳雄さんのシテ。この曲、雰囲気は悪くない、趣ある曲なんですが、どうも前々から「狂い」の必然性が解せないんですねぇ。
なんであそこで「狂い」になってしまうのか、一方のワキも「狂った」途端に許すなんて言ってしまうのか、なんだか腑に落ちません。いえ、今日の演技自体がどうこうではないんですが、そのあたりの収まりが悪くて、私としては今ひとつしっくりしない感じが残る能です。


来殿は最初に書いた通り雷電とは後場が異なります。菅丞相が大富天神の称号を得て神になり、融と同様に貴人の姿で現れて早舞を舞うという趣向です。
今回の観能目的の一つはこの曲。シテの高橋亘さんには、以前このブログにコメントを頂き、併せて今年の出演番組をお知らせ頂いたのですが、なかなかスケジュールが合わずに拝見できずにいたところです。


今回はやっとスケジュールが合いまして観に行くことができましたが、考えてみるとこれまで高橋さんのシテは夜討曽我など現在物しか観ておりませんで、早舞を舞うような曲は初めてです。
これがなかなか良い雰囲気で、堂々たる貴人振りでした。


水汲は大蔵流の「お茶の水」と同曲ですが、かなり構成が違っています。いずれにしても個別の鑑賞記は五月五雲会の鑑賞記が終わりましたら、順次書いていきたいと思います。

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