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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

水汲 野村萬(宝生会月並能)

和泉流 宝生能楽堂 2007.6.10
 シテ 野村萬、アド 野村万蔵


大藏流では「お茶の水」。名前も違いますが、演出もいささか違っています。
以前にも書きましたが、お茶の水ではまずとある寺の住持が登場し、新発意を呼んで水を汲みに行くよう命ずるところから始まります。


呼ばれた新発意が、いつものとおりに門前の女「いちゃ」に行かせるように主張して、自分は行こうとしないため、怒った住持はやむなく「いちゃ」に水汲みを頼む次第になります。


一方この「水汲」ではアドの「いちゃ」がまず登場してきます。
万蔵さんのいちゃは、頭に小袖を載せ「野中の清水に行って洗い物をいたそうと思います」と述べ、なにかとシャベリながら登場してきます。
一度、常座で立ち止まり、ワキ座前あたりに出て座して小袖を下ろし、水に濯ぐ形。
万蔵さんのいちゃはなかなか色気がある感じで、この曲らしい雰囲気です。


小袖を二、三度動かすだけなのですが、これが洗い物をしている風に見えるから面白いところ。濯ぐ形をした後、座して少し待つ形になります。


するとシテの新発意が鬘桶を下げて登場してきます。
新発意は水汲みを命じられたので出掛けてきたと述べ、柳の水や醒ヶ井の水などは名水だが、とりわき野中の清水は名水だなどと言いながら清水に近づいてきますが、門前のいちゃがいることに気付きます。


新発意は日頃いちゃに言い寄っている様子で、その返事を聞かせて貰っていないと、いちゃに後から近づき、目隠しをしてしまいます。
このつづきはまた明日に

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