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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

水掛聟 高澤祐介(国立能楽堂定例公演)

和泉流 国立能楽堂 2007.6.15
 シテ 高澤祐介、アド 三宅右近 三宅右矩


高澤祐介さんの狂言は大変気に入っているのですが、なかなか拝見する機会がありません。
今回はたまたま出張の夜ということで、水掛聟を観ることができました。いやあラッキー。


さてこの水掛聟という狂言、ある意味なかなか深い話です。
まずはシテの聟が鍬を担いで登場します。「このあたりの百姓でござる」と型通りの名乗り。続いて、今日も田を見回ろうと思うということで「百姓ほど忙しいものはござらん」などと言いながら舞台を廻り、自分の田んぼにやって来ます。


さて「今年は良うできた」などと田を見廻していると、水がないことに気付きます。
よくよく見れば、畦を止めて隣の舅の田へ水が流れ込んでいます。


舅がこんなことをするとは思わないものの「全く油断がならない」と、鍬を使って畦を直して自分の田の方へ水を取り、さて「山の手の田が心許ない」と、一度山の田を見回ってから再び来ようと言って、ひとまず退場します。
高澤さんの狂言は久しぶりですが、実直な農民らしい雰囲気で良い展開。


さて代わってアドの舅、右近さんが鋤を担いで登場してきます。
こちらも田の様子を見回りに来たのですが「照りが強いによって水が大切」などと言いながら田を見てみると水がありません。


隣の聟の田には水があり、これはいけないと鋤で畦を再びもとのように戻し、自分の田に水を導きます。
さらに「油断のならないことじゃ。自身、番のいたそうと存ずる」と、ワキ座前に立って番をすることにします。
このつづきはまた明日に

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