FC2ブログ

能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

座・SQUARE第10回記念公演を観に行く

一年間、楽しみに待っていた座・SQUAREの記念公演に行ってきました。


昨年の第9回公演の際に頂いたパンフレットの裏表紙。第10回公演が決定しましたというお知らせが書かれていて、これを見てからですから、まさに一年です。


座・SQUAREは金春流の若手四人の会で、例年は能二番を四人のうち二人が舞うという形ですが、今回は総出演。
まず辻井八郎さんが翁を勤め、続いてリーダーの高橋忍さんのシテで羽衣の替ノ型。
狂言、仕舞を挟んで、最後は山井綱雄さんのシテに、井上貴覚さんのツレで石橋の古式という番組でした。


金春流の翁、今回のような普通の形を観るのは、実は初めてなんです。
春日大社の若宮御祭とか、屋外で立合の形は観たことがあるのですが、当然、こうした形の翁もあるんですよね。とっても良い翁でした。
他の曲ともども、いずれ鑑賞記は個別に書かせて頂きますが、辻井さんが物凄く真剣に取り組んでおられるのがひしひしと伝わってくる感じです。
翁、いいなあ。
しかも今回は東次郎さんの三番三。ほんとうに久しぶりに拝見しました。観ていて泣きそうになってしまいました。
千歳の凛太郎クンは式能以来二度目ですが、本日も堂々とした舞でした。


羽衣の替ノ型、ものの本によると「舞は変わらないが盤渉にすることもある」などと書いてありますが、実は定式がないんだそうで、演者の工夫次第のようです。
高橋忍さん、私はたまたま昭君とか半蔀とか、女性がシテのものばかり観ていますが、本日の羽衣も良い雰囲気で、とても綺麗でした。
装束も、型も工夫があったように思います。


石橋は、金春で観るのは初めて。
そのため古式の小書は付いているものの、どこまでが小書無しの形と違うのか不明。
ですが、いずれにしても半能形式ではなく、前後ある形なのでなかなか楽しめました。
前シテも謡中心ですが、後場との対比もあって面白い。このところよく観ている宝生流だと、前はツレが演じますが、前後の静と動を一人の演者が演じ分けるというのも、また見どころかと、思いますね。
後場は紅白の獅子の舞、たしかに石橋は面白い能ですね。


地震もあって新潟、長野の方々、大変かと思います。いささか申し訳ないのですが、本日は能楽鑑賞にいそしみました。

スポンサーサイト



 | HOME | 

カレンダー

« | 2007-07 | »
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。