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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

船弁慶のつづき

常の形の如く、子方、ワキ、ワキツレが登場。
揃っての次第から、ワキの名ノリ。ワキ、ワキツレのサシ謡と続き、子方の謡「判官都を遠近の」で、ワキ、ワキツレは下居し義経の前に畏まる風。
続いて三人が立ち上がり「まだ夜深くも雲居の月」と謡い続けます。


一行は大物の浦に到着し、知り合いの者を尋ねて宿を借りることにします。
子方はワキ座に床几を使い、ワキツレは並んで座しますが、子方に近い方の一人はやや下がって座す形。福王流の特徴でしょうかね。


さてワキ弁慶は、宿を借りようとアイに声をかけます。弁慶はかねて昵懇の間柄らしく、宿を借りる相談は簡単にまとまります。さらに舟の用意も大丈夫との言葉もあります。


話がまとまると弁慶の心配は静御前。都へ返そうと義経に言上します。
子方は、ともかくも計らひ候へと答えるので、これを受けて弁慶は橋掛りへ向かい、橋掛りの入り口当たりで幕内に向かって呼び掛けます。


「君よりの御使に」あたりで割合はっきりとシテの「お幕」の声が聞こえました。
シテは語りながら幕を出、三ノ松あたりで正面を向いて立ち止まります。
静は弁慶の計らいと疑っているため直に義経に真意を質したいと言い、弁慶はそれではと静を伴って舞台に入り、正中で下居し平伏して義経に静の到来を告げます。
シテは続いて舞台に入り、正中で下居。
問答の末、義経が静に酒を勧めるよう命じ、別れの涙にむせぶものの、一差し舞うことになります。


ここまでは正中に下居したままですが、「その時静は立ち上がり」と立って笛座前に向かい物着で烏帽子を着けます。金の、いわゆる静烏帽子ですね。この後のイロヱは小書のため省略されてサシの「伝え聞く陶朱公は勾践をともなひ」に続きます。
クセが続きますが、心なしか重い感じで、謡に緩急がありねばるような感じがします。
このつづきはまた明日に

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