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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

楊貴妃さらにつづき

ワキは急ぎ帰って帝に報告しようと言い、形見の品を所望します。
その品として後見が切り戸口から天冠を持って出てシテに手渡します。観世会の時は鳳凰の立て物でしたが、今回は天冠の立て物というよりも小振りの天冠そのものと思ったのですが・・・
ともかくシテがワキに手渡しますが、ワキはこれでは世の中に類あるものなので、契の詞をしるしにしたいと言うわけです。


これに答えて比翼連理の誓いをシテが謡うことになります。聞かせどころですね。
ワキはこれを聞いてシテに寄り、釵をいったん返します。
シテはこれを受け取って物着となるわけですが、私が天冠そのものと思ったのは、そもそも作り物から登場したシテが天冠を着けていなかったから。


しかし実際はワキが返したものにさらに部品を組み合わせて・・・というと風情がありませんが、瓔珞のついた天冠の形にしてシテが戴いた形になりました。


物着の後はシテの「何事も夢幻のたはぶれや」に続いて地謡からイロヱとなります。イロヱは短いながらも風情がありなんとも可憐な印象。


さらにシテと地謡が掛け合う形でクリ・サシ・クセと謡が進み、クセの舞から序ノ舞へと進みます。


序ノ舞を舞い上げると左右、足拍子から常座へ下居して天冠を外し、正中でワキに手渡しして形見の形ですね。
最後は作り物へ入り正へ向き直って左手扇を上げ、下居して留になります。
昔は二時間くらいかかったのでしょうけれども、前回の観世会といい、やはり90分くらいが限界かもしれません。序ノ舞もいささか詰めたような感じがしました。
(90分:当日の上演時間をおおよそで記しておきます)

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