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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

しびりのつづき

太郎冠者は突然に「あー痛、あ痛」と痛がる声を出し痛さをこらえかねる風。
聞きつけた主人が太郎冠者にどうしたのかと尋ねると「しびりが切れました」という返事。主人は「どれどれ治してやろう」と、何やら拾った所作をし、その拾ったものを太郎冠者の額につける様子を見せます。


これは何で?と太郎冠者が問いますが、主人はしびりのまじないに、額に塵をつければ治るというのでつけたという答え。当時はそんなまじないがあったのかどうか知りませんが、足の痺れが額につけた塵で治るとも思えませんね。


いずれにしても太郎冠者は、この痺は親譲りのしびりで、塵どころか藁の一駄や二駄つけても治るものではないなどと言いつのります。
親が、田や家財などを兄に譲り、自分には他にないのでこの「しびり」を譲ってくれたものだけに、ちょっとでは治らないという主張。


主人は一計を案じて、俄に誰か尋ねてきた風をよそおい、その使いに返事する風で、伯父からの酒肴の誘いに、太郎冠者はしびりで出掛けられないので、自分だけが行くと返事します。


これを聞いていた太郎冠者は、供に行くと言い出します。
龍之介クン、子供らしい言い方ではあるものの、なかなか良い間で舞台を勤めます。
優しく言って宣命を含めれば大丈夫と言い、しびりを諭すような物言いで治まるように話しかけ、主人に「治った」と申し出ますが、これを受けた主人が伯父御のことは嘘と明かし、叱り留めとなります。


短い時間でしたが、見所からも楽しげな笑い声が多々起こって、良い雰囲気の狂言でした。
(11分:当日の上演時間をおおよそで記しておきます)

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