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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

謡の話・・・上歌、一声

謡の話をつづけようと思います。
謡本をご覧になると分かるのですが、上歌(アゲウタ)とか下歌(サゲウタ)、あるいはクリ、サシなどといった表記が書かれています。これは一曲のうちのある部分に付けられた名前、形式なのですが、これまでの鑑賞記の中では特にことわり無く、こうした名称を用いてきました。
これらについて、どんなことなのか最低限のところを書いておこうというのが今回の趣旨です。


これらの部分は、概ね出てくる順番が決まっているので、その順に書こうかとも思ったのですが、例外も多いので逆に混乱のもとになりそうにも思いまして、五十音順に並べてみました。
まずは


上歌(アゲウタ):上音を中心に謡われる七五調の詞章で、平ノリで謡われます。
上音で始まり下音で終わること、最初の七五の句を繰り返すのが一般的特徴です。最初が五七五の時も、初めの五を除いて七五を繰り返します。
私の鑑賞記の中では道行、初同、待謡などといった名称も出てきますが、これらも上歌で、用いられる場所や内容によって、こうした名称で呼ばれる場合もあるというところです。


一声(イッセイ):シテやワキなどの役が登場して最初に謡われたり、舞事に入る際や場面が大きく変わるときに謡われたりする五七五七五を基本とする謡。
上音を中心としていますが拍不合で謡われます。多くは一声の登場楽で出たシテなどが最初に謡いますが、この区別をつけるためか、観世流大成版の謡本では登場楽を一声、謡を一セイと記載しています。他の流儀の謡本では宝生、金春が一セイ、金剛、喜多が一声の表記にしているようです。


この項、しばらく続きますので、機会を見ながら書いていきたいと思います


リンクはページ左上にまとめてありますが、こちらからもどうぞ
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