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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

謡の話・・・次第

さらにつづきますが、本日は次第(シダイ)について。
次第は一般的には登場楽「次第」の囃子で登場したシテやワキが最初に謡う部分です。ただし例外もあって、三井寺や草紙洗小町などのように地謡が謡う場合もあり、このときは地次第と呼ばれます。
次第は七五、七五、七四の三句から出来ていて、二句は一句目の繰り返しの形。上音で始まって下音で終わる拍合の謡です。

次第に関してはいくつかの決まり事があるのですが、能を観ているうちに「あれはなんなのかなあ?」と思われた方もあるかもしれません。

その一つが「地取り」。次第を謡い終えると、地謡が低い声で二句目と三句目を繰り返します。この間に次第を謡ったシテやワキが正面に向き直ったりしますが、謡本や能楽堂で配られる「当日の詞章」などといったパンフレットには地取りの部分は記載されていません。さらに脇能で登場楽「真ノ次第」で登場したワキ・ワキツレの次第では、地取りも三句全部を謡い、さらにワキもう一度次第を繰り返します。高砂だと「今を始めの旅衣 今を始めの旅衣 日も行く末ぞ久しき」が3回繰り返されるわけで、これを三遍返といいます。

もう一つが謡う時の立ち方。一人で登場してきたシテやワキが次第を謡う場合は、常座で後ろ向き・・・鏡板の方をやや斜めに向く形で立って謡います。どうして後ろを向いて謡うのか不思議ですが、そういう決まり。またワキツレを伴って登場してきたワキのように、複数名で次第を謡う場合は、舞台中央で向き合って謡います。
先ほどの高砂のワキなどが典型的な形ですが、ワキが見所から見て右側ワキ座に近い方、ワキツレがワキ正側で、ワキとワキツレが向き合って立ち、まず次第を謡い、ワキが正面に向き直って名ノリ。さらに向き合って道行を謡う形ですね。

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