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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

三輪さらにつづき

衣が欲しいというシテの頼みに、ワキは「易きこと」と応じ、シテが立ってワキに寄り衣を押し戴いて「さらば御暇申し候はん」と立ち上がります。
衣を左手に持ち不思議な情趣を残したままシテが立ち去ろうとすると、作り物を過ぎた辺りで「暫く」とワキが呼び止め住処を尋ねます。
シテは「わらはが住処は三輪の里」と言い、杉立てる門をしるしにお出でなさいませと言い残して、作り物に中入りします。

アイは常の如く三輪の里人。常座で三輪の明神に参詣すると述べて歩き出し、道すがら「総じて三輪の明神と申すは、昔よりいかなることに候や、鳥居もなく・・」と明神のことを語ります。
シャベリながら目付からワキ座前、ワキ座前から直線に常座へと進み、四、五足ほど出たところで「いや独り言もうすうちに早御前にて候」と、ワキ正に着座して作り物に向かい拝む形になります。

「あら奇特や」と杉に僧都の衣が掛かっていることに気付いて立ちあがり、あらためて正中でワキに向かい、参詣するように勧めて退場します。

ワキは着座のままに「この草庵を立ち出でて」と謡い、次の「この草庵を」の繰り返しで立ち上がって歩みだし、地ノ頭あたりで正面に向き直り道行の形。庵を出て三輪の山に尋ね行くと謡いつつワキ座まで出て作り物に向き直ります。

ワキ座から作り物を見ると自らの衣が掛かっており、さらに衣の褄には文字があります。この文字を読んでの謡の後、ワキ座に座してシテの出を待つ形になります。
このつづきはもう一日明日に
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