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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

蝸牛のつづき

そして太郎冠者に蝸牛の特徴を教えるのですが、これが、頭の黒い、腰に貝を付け、折々は角を出し、大きいのは人ほどもあるという内容。

これを聞いて出掛けた太郎冠者は、藪の中に寝ている山伏を見つけ、黒い兜巾を着けているため頭が黒いという特徴が一致していることから、もしや蝸牛ではないかと起こします。

立ちあがった山伏、これは愚か者の様子なので嬲ってやろうと蝸牛になりすますことにします。
腰に貝があるか、と問えば、法螺貝を示し、角は篠懸を両手で持ち上げて示します。

すっかり蝸牛であると信じた太郎冠者が、ぜひとも主のもとへ来てくれと頼むと、山伏は囃子物で行こうと言い、太郎冠者に「雨も風も吹かぬに出ざかま打ち割ろう、出ざかま打ち割ろう」と囃させ、自分は「でんでんむしむし でんでんむしむし」と言いながら舞います。

これを繰り返して興じていると、帰りが遅いのに心配した主人が一ノ松に立って、舞台に入り、二人の様子を見て、太郎冠者に「あれは蝸牛ではなく山伏だ」と教えます。が山伏が誘うと太郎冠者はまたまた囃子物につり込まれてしまいます。

二度ほど繰り返した後、太郎冠者は主人と山伏に打ちかかりますが、今度は主人までもが囃子物につり込まれてしまい、囃子物を続けながらの退場。
頭の中には「でんでんむしむし」が鳴り響いているという次第でした。

しかし、このところつくづく思うのですが、吉次郎さんの狂言というのも独特で「楽しい狂言」とでも評したら良いのでしょうか、不思議な魅力があります。
太郎冠者の教義さんと主人の十郎さんに囃しかけるあたり、なんとも楽しそうに見えました。
(29分:当日の上演時間を記しておきます)

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