FC2ブログ

能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

小督 櫻間金記(第48回式能)

金春流 国立能楽堂 2008.2.17
 シテ 櫻間金記、ツレ 山中一馬、トモ 政木哲司
  ワキ 村瀬純、アイ 山本則孝
   大鼓 大倉三忠、小鼓 観世新九郎
   笛 中谷明

金記さんの能も久しぶりです。
さてこの小督という曲、ご存知の通り、平家物語巻六「小督」をそのまま能化したもので、平清盛に憎まれて姿を消してしまった小督を探しに行くように、高倉院の臣下から宣旨を伝えられた仲国が、嵯峨野に駒を走らせて小督をを探し出してくるという話。

もっとも仲国といえば宇多源氏、源仲国を思い浮かべるのですが、平家物語には弾正少弼仲国と書かれていて、源仲国かどうかは特定できません。謡曲では弾正大弼になっていますが、官位からしても、あるいは笛の名手とされることにしても、源仲国にはうまく当てはまらないらしく、昨今、この仲国というのが誰だったのか、色々と考証されているようです。
ですが、ここでは劇中人物の大弼仲国ということで、とりあえず能の展開の方へ話を移してみます。

以前、銕仙会の清水寛二さんの観能記でも書いたとおり、この能、場面展開がいわゆる複式能よりも複雑になっていまして、大きくは三つの場面に分かれる感じです。
このうち、シテの中入りまでが序のような作り。まずは名ノリ笛でワキの高倉院の臣下が登場してきます。
ワキは紺地の狩衣に白大口、洞烏帽子の姿で常座に進み、小督の局が姿を消してしまい高倉院がお嘆きだが、嵯峨野のあたりに隠れ住むと聞かれて、弾正の大弼仲国に探し出すようにとの宣旨下されたので、これを伝える旨を述べます。
このつづきはまた明日に
スポンサーサイト



 | HOME | 

カレンダー

« | 2008-03 | »
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。