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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

夜討曽我のつづき

次第の囃子で、シテの五郎、ツレの兄十郎、そしてトモの団三郎、鬼王の四人が登場し、正先で向かい合っての次第の謡。兄、弟の関係でツレの十郎が先に立ち、ワキ座側に十郎、五郎、ワキ正側に団三郎、鬼王が立っての謡。
謡い終えるとツレの十郎が名乗り、富士の巻狩が催されることになり、兄弟も富士の裾野へ急ぐところと述べて、四人の謡。富士の裾野についたと謡います。
どうもこの曲、前場はツレの十郎の方が目立つ感じです。そんな訳からか、シテよりも年長の方がツレをなさる感じですね。たしか憲正さんより、渡邊さんの方がいくつか上でいらっしゃると思います。

十郎が然るべき処に幕を打たせよと言い、宿所を設営することになって、シテ、ツレともに弓を置き、シテは正中に下居、ツレはワキ座で床几にかかります。トモの二人は後見座に正面を向いて着座します。
実は、当日能楽堂でお目にかかった憲正さんファンの方も、ご自身のHPで書いておられるのですが、この正中に下居したシテ憲正さん、なんだかお雛様みたいな感じだったんですよね。・・・男だからお内裏様ですかね、ともかく端正なお顔立ちに烏帽子がとても似合っていて、実に上品でした。

ともかく宿舎の中という設定で、ツレ十郎がシテに語りかけ、今夜、いよいよ夜討ちにて敵祐経を討とうと話し合い、夜討ちを決めます。
しかし話が決まると十郎は「や、思ひ出したる事の候」と母には敵討ちとも告げずに出てしまった故に、形見の物を届けたいと言い出します。団三郎、鬼王は兄弟ですが、このうち一人に形見を持たせて母のもとへ送ろうとシテに問いかけますが、シテ五郎は、一人帰れと言っても帰るまいと、二人ともに帰すよう提案します。

兄弟の相談がまとまり二人を呼び出す形、トモの二人が舞台に入りワキ正に着座して手をつきます。ツレが二人に向かい、工藤を夜討ちにすると告げ、併せて故郷の母に形見を届けるよう二人に命じます。

予想通りに二人は言いつけを拒み、夜討ちに供をすると言いつのります。十郎が重ねて命じますが応じないため、ツレはシテ五郎に説得を頼みます。
さてこのつづきはまた明日に

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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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