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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

千鳥 茂山逸平(初夏能楽会)

大藏流 茨城県民文化センター 2008.6.07
 シテ 茂山逸平
  アド 島田洋海 茂山七五三

茂山家の狂言はあまり拝見していないのですが、観る度に大変面白いと思います。
茂山家の狂言が如何なるものかといった解説をするほどに詳しいわけではないのですが、吉本など現代の関西喜劇にも通じる、なんとも言えないおかしさが感じられます。

しかも、今回のようにホールで、どちらかというと能も狂言も初めてという観客を相手にするということにも馴れておられるようで、選曲といい演出といい、初めてでも十分に楽しめるものでした。たしかずっと以前から学校での上演なども継続しておられるはずで、そうした積み重ねの結果かも知れません。

さてこの千鳥、主人から酒代がたまっているにもかかわらず酒を求めて来い、といささか無理な話を命じられた太郎冠者が、酒屋の主人からあの手この手で酒を掠め取ってくるという話。話の筋からして狂言らしいおかしさが感じられるところです。

まず主人、太郎冠者、酒屋の順に登場し、酒屋は笛座に下がり、主人が太郎冠者を呼びつつ常座からワキ座へと進みます。呼ばれて常座に出た太郎冠者に、主人は今夜人が来るのでいつもの酒屋へ行って酒を取ってこいと命じます。

命じられた太郎冠者ですが、「ないないの通いの面」が済んでいないので、出来ないと断ります。「かよいのおもて」は掛け買いの支払いという意味でしょうね。たしか和泉流では「酒代の算用」と言っていたように思います。

さて太郎冠者に断られた主人ですが、冠者と酒屋は合口ではないか・・・話が合う仲ということでしょうけれども、ともかく行ってこいと重ねて命じます。

太郎冠者は、いつも掛け買いでなんとか酒を調達してきても、自分には呑ませてくれないと不満を言いますが、主人が今度取ってきたなら口切りをさせようと言うと、太郎冠者も納得して出掛けることになります。ま、酒好きということなんでしょうね。
さてこのつづきはまた明日に
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