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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

船弁慶 白波之伝 工藤寛(初夏能楽会)

金剛流 茨城県民文化センター 2008.6.07
 シテ 工藤寛、子方 加藤愛花
  ワキ 森常好、アイ 茂山宗彦
   大鼓 安福光雄、小鼓 鳥山直也
   太鼓 大川典良、笛 藤田次郎

白波之伝の小書付は、昨年、金剛永謹さんのシテで拝見しておりまして、同じ小書は今回が二度目ということになります。人気曲でもあり各流とも良く上演されますが、そうしたこともあってか、小書も沢山作られています。金剛流でもこの白波之伝のほかに波間之伝といった小書がありますが、白波之伝のほうが演じられる機会が多いような感じがします。

さて今回は地方のホールでの上演のためか、小書がついたことに加え、何カ所か省略されていまして、上演時間は70分を切っていました。観世の小書無しで75分前後、昨年の永謹さんの時は85分くらいかかっていましたから、随分と短くなった印象です。
とは言え、短くなったことによって、より見せ場が凝縮されて面白かったことは間違いありません。能楽を観るのは初めてという方も少なくなさそうな会場でしたので、良い処理だったのではないかと思います。

さてまずは次第で子方、ワキ、ワキツレが登場してきますが、笛のヒシギから鼓が打ち出すと、直ぐに幕が上がって一行の登場です。
子方は加藤愛花さん。永謹さんの船弁慶の時も子方で出ていましたが、しっかりしたお子さんです。

次第の謡の後ワキの名乗りがありますが、これも短めで、その後のワキ、ワキツレのサシから下歌、上歌は省略されてワキの着き台詞で大物の浦に着いたとなります。
大物の浦に着いた一行と、アイ所の者との宿をめぐってのやり取りもありません。これは永謹さんの時もありませんでしたから、小書の形なんでしょうか。

ワキ弁慶は、静がここまでついてきたことを好ましくないと思う旨述べて、子方の義経にはかり、静に都に戻るよう話すことにします。
このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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