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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

柿山伏 茂山千三郎(納涼茂山狂言祭)

大藏流 国立能楽堂 2008.08.02
 山伏 茂山千三郎
  畑主 茂山童司

夏の納涼茂山狂言祭は、リクエストで演目を決めることになっていて、今回も昨年からのアンケートの結果で決定した演目。夏の盛りに演じるには相応しくないか、というものもありますが、観客が観たいという曲ばかりですので、そこは仕方のないところ。

さて最初はおなじみの柿山伏。よく観る狂言ですが、茂山家の柿山伏は初めてです。なにぶん、この間水戸で観た千鳥の時にも書いたように、茂山家の狂言はあまり見ておりませんので・・・

まずは山伏の千三郎さんが登場します。
以前このブログでは和泉流吉住講さんの柿山伏の鑑賞記を書いていますが、その際は足を高く上げるような山伏を表す独特の歩き方をされました。今回は特段そういうこともなくやや威張った感じがする程度。

常座からワキ正へ数歩出て、鏡板の方へ斜めに向き「貝をも持たぬ山伏が・・・」と次第謡。後見が地取りの風に「吹こうよ」と低く謡う中、正面へ向き直って、羽黒山の山伏と名乗ります。
「山伏です」と、この「です」は大変に威張った言い方で・・・という話は、昔、古文の時間かなにかで習いましたが、千三郎さんの「です」は、ほんの少し長く引くような言い方で力も入り、まさに威張っている感じが出ておりました。

空飛ぶ鳥も祈り落とす、と正先へ出て数珠で落とす様。
さて威張ってはみたものの、腹が減ったと舞台を探し、柿の木を見つけます。

早速礫を撃ってみようと常座から投げますが「なかなか当たることではない」
さらに手頃な石があったと二度目も投げますが「なかなかそばへも寄らぬ」と、さっぱり当たらない様子。小サ刀を振り回して落とそうとしますが届きもせず、上々の登りどころがある、と葛桶に上がります。

吉住さんの時は、まず刀でかち落とそうとし、ダメなので礫を撃ったと記憶しています。さてこのつづきはまた明日に
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