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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

富士松さらにつづき

道すがらの連歌の付け合いはさらに続きます

 上もかたかた下もかたかた
うつほぎのもとすゑたたくけらつづき
 下もかたかた上もかたかた
三日月の水にうつらう影見れば

と続けます。
だいぶん怪しくなってきますが、太郎冠者はうまく連歌を続け、主人はそれなら難句を持ってこようと言い出します

奥山に舟こぐ音のきこうるは
 四方の木の実やうみ渡るらん
西の海ちひろの底に鹿なきて
 かのこまだらに打つは白浪

無茶苦茶な句に、太郎冠者も、先の句の奥山の舟を西の海でこがせ、西の海の鹿を奥山でなかせたら良い句になろうと、主人に牽制球を投げますが、主人はどんな句にしようと自分の勝手と言い、そうこうするうちに山王へと到着します。

山王ではさらに鳥居にちなんで

 前の鳥居に丹をぬりて
赤きは猿のつらぞおかしき

と付けますが、主人は酔って顔が赤くなったのをからかうのかと怒り、早句でもって参ろうと言います。

はっといふ声にもおのれおじよかし
 けら腹たつればつぐみ悦ぶ

と最後まで太郎冠者が付け、主人が叱って留になりました。途中の付け合いは実に早く、萬斎さんの台詞回しが見事でした。楽しい狂言で、連歌も少しはわかるかな、と思ったところです。
(24分:当日の上演時間を記しておきます)
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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