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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

泰山府君 金剛永謹(国立能楽堂開場記念公演)

金剛流 国立能楽堂 2008.9.13
 シテ 金剛永謹、ツレ 豊嶋晃嗣
  ワキ 高安勝久、アイ 松田高義
   大鼓 柿原崇志、小鼓 幸清次郎
   太鼓 三島元太郎、笛 一噌庸二

この曲、泰山府君(タイザンプクン)は現在金剛流のみが演じるようで、しかも長く廃曲の扱いになっていたものを、昭和30年代に復曲したのだそうです。
前シテは天女として登場しますが、中入りの後はツレが天女を演じ、後シテは泰山府君として登場するという、いささか変則的な形です。

まずは正先に桜立台が出されます。この桜が一曲のテーマになっているもの。

続いて名ノリ笛でワキの桜町中納言が登場してきます。烏帽子狩衣に白大口姿のワキ高安さんが常座に進んで名乗ります。東京ではあまりお見かけしないので、式能などで二、三度拝見したくらいでしょうか。

桜の花が七日で散ってしまうのを惜しみ、泰山府君の祭を執り行い、花の命を延ばしてもらおうと思う旨を述べ、サシ謡の後、地謡が「花の命をのばへんと」と謡い出すと常座に下居、合掌して祈る形から立ち上がってワキ座に向かい着座します。
この地謡の謡のうちに前シテ天女が登場してきて「花の祭りをなしにけり」の謡いっぱいで常座へ出ます。

シテは紅入唐織着流しの姿で、一セイ、サシと謡い、「霞の衣きて見れば」と作り物の桜を見、「妙なる花の景色かな」と花に二足ほどツメて心を込めた感じです。

天女は天上に帰ると正面へ直し、さらに「花一枝を手折らんと」で花へ二、三足近寄りますが、ワキが「春宵一時値千金」と謡い出して、シテ・ワキの掛け合いとなります。
このつづきはまた明日に
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