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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

鷺のつづき

一声の囃子で、ツレの王にワキツレの輿舁二人が輿を差し掛け、大臣と従臣が従い、さらにワキの蔵人が随行して、一同が登場してきます。

一瞬ビックリしたのは、輿を差し掛けられて幕を出てきたツレ王の芳伸さんが、清和さんと遠目には驚くほど似ていたこと。もちろん正面から見れば全く違う顔立ちではあるのですが、やや斜めから見た遠いシルエットは「ああご兄弟なんだなあ」と思わせるものでした。(ちなみにこの日の私の席は正面左寄りのかなり前の方。この会のご案内をいただいて直ぐに申し込んだためか、ずいぶんと良い席でした)

ツレを子方で出す場合もあるようなのですが、少なくとも観世流で子方が出るのはちょっと記憶にありません。シテが少年の場合も還暦を過ぎた役者の場合も、いずれもけっこう上演されていますが、ツレの王は相応の格の役者が演じているのが普通と思います。
一方、宝生流では、このところでは近藤乾之助さんや高橋章さん、佐野萌さんなどが演じていますが、いずれもツレの王は子方が演じています。少年がシテのときはツレは大人なんだろうと想像しますが、このあたりは流儀の決めなのかもしれませんね。

一行は正先に進み、ワキ、ワキツレの同吟で一セイ。強く力の入った、豊かな感じの謡です。
ワキ、ワキツレの一セイから、ワキツレ大臣のサシ謡。続いてツレとワキツレとの掛け合いになっていきます。

この一行、ワキの蔵人とワキツレの大臣、輿舁二名のほかは、従臣二、三人ということになっています。この日は、先頭のツレに寄り添う形で出た輿舁の高井さんと館田さんのほかは、登場した順に、洞烏帽子に白大口、紺地の袷狩衣を着けた大臣の工藤さん、同じく洞烏帽子に白大口、赤地の袷狩衣を着けた従臣の井藤さんと大日向さん、野口能弘さんと梅村さんは従者ということで立烏帽子に白大口、掛直垂。最後にワキ蔵人の閑さん。こちらは士烏帽子に白大口、掛素袍という出で立ちですが、この一行がツレを先頭に正先から雁行のような形で並んで謡うところはなかなかに壮観。ワキの活躍する能といってもよいかもしれません。

このつづきはまた明日に
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