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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

菊慈童 遊舞之楽 関根祥六(関根祥六喜寿記念三代能)

観世流 観世能楽堂 2008.10.12
 シテ 関根祥六、ワキ 村瀬純
   大鼓 大倉栄太郎、小鼓 亀井俊一
   太鼓 金春國和、笛 一噌幸弘

十月五日の日本経済新聞に祥六さんのインタビュー記事がありまして、祥人さんと祥丸さんの二人が重い曲なので自分はデザート曲だとおっしゃった後、年を取っても童の心でやっていきたいという思いもあってこの曲を選んだこと、七十七歳の初心をもって軽やかにめでたく舞えればと思う旨を述べておられます。
前の二曲は重い曲のため囃子方も長上下でしたが、この曲では通常の上下姿でして、やや軽い感じになりました。

さてこの曲「菊慈童」ですが、観世流だけの曲名でして、他流では「枕慈童」ですね。ややこしいことに、観世流には枕慈童という別な曲もありまして、基本的には菊慈童と同様の話ですが、菊慈童が周の時代から七百年、魏の文帝の臣下が登場するのに対し、こちらは八百年後と百年多いところがご愛敬。しかもワキは漢の皇帝に仕える臣下と名乗るのですが魏よりも前の王朝。どうも計算が合わないようですが、周の穆王から魏の文帝まではざっと数えても千年以上ですので、このあたりは縁起の良さそうな年数というくらいなのでしょうね。

ともかく菊慈童は他流の枕慈童と同じ曲なのですが、そもそも前後のある曲だったのが前場が省略されてしまったらしく、今ひとつ話が分かりにくいところがあります。さらに流儀によって詞章にかなり違いがあるようで、喜多流では楽の前に「然るに穆王は八疋の駒に召され法の道末かけて・・・」で始まるクセがあります。

舞台の方は、まず菊の垣をつけた一畳台が正先に運び出されてきます。五色の菊が綺麗に取り付けられ、その中央には枕が載せられています。さらに引廻しをかけた藁屋が大小前に出されて準備が整います。
このつづきはまた明日に
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