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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

呉服 小倉健太郎(五雲会)

宝生流 宝生能楽堂 2008.10.18
 シテ 小倉健太郎、ツレ 高橋憲正
  ワキ 大日向寛、アイ 石田幸雄
   大鼓 原岡一之、小鼓 古賀裕己
   太鼓 小寺真佐人、笛 小野寺竜一

クレハと読みます。「ゴフク」ではないだろうなとは思っても、それなら「クレハトリ」の方がありそうに思えます。クレハだったら呉羽の方が思い浮かびますが、この読みは謡の中にあるとおり「呉服の里(クレハのさと)」の地名に基づくようです。
呉服の里は現在の大阪府池田市にあり、呉服神社(もちろんクレハジンジャ)が鎮座しています。

日本書紀の応神天皇三十七年の記事に、機織りなどの技術者を求めて呉の国に使いを出し「呉王於是与工女兄媛、弟媛、呉織、穴織、四婦女」と四人の女性が使わされたとあります。このうちの呉織、穴織の二人が住んだ地が呉服の里で、呉服神社は応神天皇と呉織媛を祭神としているそうです。

さてこの能ですが、脇能として作られています。後場で神が来臨し国土を祝福したり、寺社の縁起を物語るという脇能の形に添って作られているのですが、そうは言っても、前場でシテツレが若い女性二人として登場し、後場のシテが中ノ舞を舞うというのは、脇能としては珍しい部類でしょうね。

舞台はまず脇能らしく、真ノ次第でワキ、ワキツレが登場してきます。いわゆる大臣ワキですので、紺系の狩衣を着けたワキ大日向さんに、赤系の狩衣のワキツレ、梅村さんと高井さんが登場してきます。脇能前場のワキの出って、なんだかすっきりした感じがして私は好きですが、大日向さんの雰囲気はこうした曲に合っているように思っています。
ワキの一行は住吉明神に参詣し、これから浦伝いに西宮に参ると言い、道行きを謡って呉服の里へとやってきます。
さてこの続きはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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