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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

大会のつづき

シテ、小林さんの謡は細かく切れるようで、ちょっと不思議な感じがしますが、ああ宝生流の謡ってこんな風にできあがっているんだなと思わせるような感じ。
そう言えば今年は三月の別会で道成寺を披かれた小林さんですが、当日は残念ながら拝見できませんでした。今後ますます活躍されることと思います。五月の別会での正尊で、舞台から橋掛りへと欄干を飛び越えたのは見事でしたが、この日のシテもなかなかに力が入っています。

さて、不思議なシテの申し出に、ワキはそう言えばそんなことがあったと思い出します。(具体的に何があったかは、シテ・ワキの謡では出てきません)
そして望みは特にないが、釈尊が霊鷲山で説法した様が見たいと言い出します。

このワキの望みに、シテは容易いことと言いますが、ただし釈尊の霊鷲山説法の様は拝ませようけれども、貴いと思ってはならない・・・と妙なことを言い、続く地謡で、返す返すも貴いと思うなと言い、あの杉に立ち寄って目をふさいで待ち、仏の声が聞こえたら両眼を開いて見るようにと言い置いて、姿を消してしまいます。

シテが雲扇の型を見せ「かき消すように失せにけり」の謡で、来序の囃子に乗って退場すると、狂言来序でアイの木の葉天狗が登場してきます。
愛宕山太郎坊に仕えるという天狗は常座で立ちシャベリ。大天狗があるとき鳥に姿を変えて飛んでいるときに誤って蜘蛛の巣にかかり、子供達に捕らえられてあわや命を失おうとしたときに、とある僧に助けられた。その僧に恩返しをしようとしたところ、霊鷲山説法の様が見たいというので、これからその様を見せる旨を語って退場します。

アイが退場すると、一畳台が運び出されてきて大小前に据えられます。さらに椅子の作り物がその上に置かれますが、椅子と言っても外枠だけですので、中には鬘桶が置かれてこれに腰をかけることになります。

準備が整うといよいよ後シテの出です。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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