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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

鱸包丁 山本東次郎(金春会)

大藏流 国立能楽堂 2008.11.09
 シテ 山本東次郎
  アド 山本則重

このブログでは鱸包丁は三度目になりますが、前二回は和泉流、それも石田さんと万作さんのシテでしたので、今回はいささか雰囲気が違うところ。

まずはアドの甥と、シテ伯父が登場し、シテは笛座前に控える形になります。
アドは常座で、自分には伯父がいて、このたび「かんどなり」をすることになったので鯉を求めてくれと言われたが、用意が出来ていない旨を語ります。
この「かんどなり」って実はなんだか分かりません。「官途成り」でしょうかねぇ、仕官するとかそんな意味でしょうか。なんだかお目出度いことのようです。

アドは鯉を手に入れていないことを、なんとか言葉で繕ってしまおうと、伯父の家までやって来て案内を乞います。
シテはワキ座まで出てアドに向かい合いますが、アドは伯父が「かんどなりをなさるによって鯉を求めてくれと」言われたので、淀一番の鯉を求めて淀の三本目の橋杭に藤蔓をもって結びつけておきました、と話し出します。
本日ここに持ってくるのに、引き上げようとし藤蔓を引いたところなんだか手当たりが軽い。鯉は水離れが大事だというので最後に「じゃっと」引き上げたところ「片身さいて獺(オソ)が喰いました」と嘘をつきます。

伯父は真面目で良い人らしく、そんなことなら人に伝えさせれば十分なところ、わざわざ自分で言いに来るとは「祝着」と言い、一つもてなすのでこちらへ「通らしめ」とアドを導きます。
アドは遠慮してこのまま帰ると言いますが、重ねてシテが招じ入れる形で中に入ることになります。
則重さんのアドの詞、最初に「伯父御は、ずっと正直な方だったので」と出てきますが、東次郎さんのシテは実に真面目で良い人の雰囲気です。
このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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