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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

三井寺 金春安明(金春会)

金春流 国立能楽堂 2008.11.09
 シテ 金春安明、子方 山田菜々子
  ワキ 宝生閑、アイ 山本則直 山本則俊
   大鼓 安福建雄、小鼓 幸清次郎
   笛 中谷明

舞台には囃子無しにシテが登場してきます。無紅唐織着流しで中年の女ですが右手に数珠を持っており、なにやら祈願するところがあるようで、正先に下居して合掌すると「南無や大慈大悲の観世音さしも草」と謡い出し、下歌、上歌と行方知れずとなった我が子に再び会わせてほしいと祈ります。
安明さんらしい柔らかい謡い出しで、ふわーっと謡の世界が広がるようですが、さて上歌まで謡い終えると、新たに霊夢を蒙ったので急いで下向しようと言い、立ち上がって常座に向かいます。

一方、アドアイ清水寺門前の者が狂言座から立って、門前にて夢を合わせる者であると名乗り舞台に進んで正先から戻ってくるシテと出会い、正中でシテを床几にかからせ、自分は目付に着座してシテの霊夢の話を聞きます。

シテは近江三井寺に参るようにとの霊夢を蒙ったことを話します。これにアイがそれは目出度いことで、まず尋ねる人に近江(会うに掛けた)の国、我が子を三井寺(見いだすに掛けた)と判じて三井寺に行くことを勧めます。シテは告げにまかせて三井寺へ行ってみようと言い、アイが床几を外すと下居して合掌。立ち上がってアシライでの中入になります。アイもこれに従っての退場です。

短い前場でシテとアイが退場してしまうと、後見が鐘楼の作り物を目付に出します。この作り物、背丈ほどの枠組みに小さな鐘がつけられたものですが、鐘の作り物が出るのはこの三井寺だけでしょうね。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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