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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

望月さらにつづき

ワキ望月とアイの従者が次第の囃子で登場します。
先に出たワキは白大口に掛素袍、笠を被り一ノ松へ、続いた太刀持ちのアイが二ノ松に立って向かい合い、次第の謡。地取りの後、ワキは安田友治と争ったため取り上げられた領地を、ようやく本領安堵してもらい故郷に帰る途中で、守山の宿にやって来たと語ります。

ワキはアイに宿を取るように命じますが、ワキからは子細あって自分の名を明かすなと念を押されます。ワキ、アイが入れ代わってワキが二ノ松に下がり、アイは一ノ松であらためて望月の本領安堵を目出度いことと語ってから舞台に入り、良さそうな宿ということで兜屋に決め、亭主に案内を乞います。
しかしアイはシテに主人の名を聞かれて「望月の秋長」と言ってしまい、あわてて「・・・では御座ないぞ」と打ち消します。

シテがいったん後見座にクツログ間に、ワキとアイが舞台に入り、ワキ座に着座します。するとシテが立って橋掛りを幕前まで進み、「言語道断のこと・・・」と驚きます。亡き主人の妻子に加え、敵までもが同じ日に泊まりに来るという偶然。さっそく主人の妻子に報告におもむきます。

この独白の間に、鏡板の前にクツロイでいたツレと子方が立って、後見座側から一ノ松に出ます。この二人の姿を認め、シテは望月がやってきたことを告げることになります。

金剛の工藤さんの時は、先に登場してきていたツレと子方は地謡前に座しています。一方でワキとアイはシテに案内される形でワキ座に座します。つまりワキ、アイ、ツレ、子方の順に並んだ形になるわけですが、あくまでもワキ一行と、ツレ・子方は別の部屋に通されているという設定です。鏡板にクツログのは、このあたりを気にして直した形かも知れませんね。

シテの話に子方が勢い込んで、望月がやって来たのかと問い返しますが、シテはこれを静め、謀って、ツレが盲御前に扮して望月に近づくことにします。
ここでツレ、子方は後見座での物着になり、シテは狂言座あたりに寄って下居して待つ形になります。ツレは浅葱の水衣を着け、手に杖を持って盲御前の形。子方は鞨鼓をつけ一ノ松へ出ます。
さてこのつづきはまた明日に
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