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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

花月 廣田幸稔(第49回式能)

金剛流 国立能楽堂 2009.2.15
 シテ 廣田幸稔
  ワキ 福王茂十郎、アイ 井上菊次郎
   大鼓 山本孝、小鼓 大倉源次郎
   笛 松田弘之

今年の式能の鑑賞記、最後は金剛流の花月です。当日の夜にも書いたとおり、今年は第一部だけにしておいたのですが、それでも頭痛などに悩まされ、結局は最後の樋の酒を断念して、この花月までで帰ってきました。どうもこの日今年の花粉症が発症したのではないかと思うのですが、それはさておき・・・

花月はこのブログでは、18年秋に喜多流粟谷能夫さんの演能、19年春には金剛流熊谷伸一さんの演能について、それぞれ鑑賞記を書いています。
今回は19年と同じ金剛流で基本は同じですが、金剛流では定評のある廣田幸稔さんのシテに、アイが狂言共同社の井上菊次郎さん。廣田さんも井上さんも東京ではなかなか拝見できませんが、特に井上さんは昨年秋に蜘盗人を拝見して以来、気になっている狂言方でして、今回も楽しみに拝見させていただきました。

さてまずはワキ僧の茂十郎さんが次第の囃子で登場。紺地の無地熨斗目に水衣、角帽子の姿で常の形通りに鏡板に向かっての次第謡の後、筑紫彦山の麓に住む僧であると名乗り、我が子が七歳の時に行方知れずとなってしまったことを語ります。
続いて道行を謡い清水寺へと向かう形になりますが、この謡でアイが出て狂言座に控えます。井上菊次郎さんの登場ですが、なんとない味わいがあります。

清水寺に着いたと述べたワキは、常座から「門前の人」と呼び、狂言座から前に進み出たアイと向かい合う形になります。
ワキは何か面白いものを見たいと所望しますが、これに答えてアイは花月を招く形になります。井上さんのアイはこの花月について「自然居士のお弟子に花月と申して」と語りましたが、これ今まで気付かなかったのですが、他の方も言われるんでしょうかね。
この曲は自然居士同様にアイが大変重い役回りになっていますが、アイの詞章がきちんと書かれたものは普通手に入りませんから、不明なままです。
とまれ、このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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