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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

文相撲 山本則直(秀麗会)

大藏流 国立能楽堂 2009.3.15
 シテ 山本則直
  アド 山本泰太郎 山本則孝

相撲の文に記憶があるので、たしか初見ではないと思うのですが、さて前回はいつ見たのか、やはり記録しておかないと忘れてしまうものですね。

この曲では「今参}と同様、まず舞台には素袍上下に洞烏帽子の大名が登場し「遙か遠国の大名です」と名乗った後、召し使うものが唯ひとりなので「新参の者もあまた抱えようと存ずる」と述べます。
呼び出した太郎冠者に「いかほど置こうぞ」と問いかけ、「一度にどっと置こう」と「三千ばかりも置こうか」と言います。「もそっと減させられたら」と太郎冠者に言われ「五百ばかり」と修正しますが、太郎冠者には「堪忍が続きますまい」と言われてしまいます。非常識な大名と、割合常識のある太郎冠者という組み合わせですね。

さらに大名は「堪忍と言ふは彼らが食み物のことか」と問いかけ、水を飲ませておけばよいなどと無茶苦茶なことを言いますが、太郎冠者にたしなめられて「二人置こう」とさらに大きく減らします。
常識人の太郎冠者は「とてものことに今一人減させられませい」と言いますが、大名は「汝ともども二人」つまり、新参は一人と答える形でした。

大名と太郎冠者という組み合わせは狂言の基本的な形でもあり、多くの曲を見かけます。しかし漫才のボケとツッコミではありませんが、どちらが非常識かは曲によって分かれるところで、この文相撲をはじめとして大名がボケの曲と、成上りなどのように太郎冠者がボケの曲がありますね。
狂言の分類などには詳しくありませんが、大名がボケの曲は大名をシテとするいわゆる大名狂言に多いようで、一方で太郎冠者がボケる曲は太郎冠者がシテの太郎冠者物、小名狂言に多いように思います。もちろん多々例外もあるようですし、ツッコミの方もなかなかに常識外れだったりするので、綺麗に分かれるわけではありません。

それはさておき、新たに人を抱えるため、大名は太郎冠者に上下の街道へ行き適当な者を探してこいと命じます。
さてこのつづきはまた明日に
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