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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

道成寺またつづき

鐘が落ち、見所から思わず拍手が出ましたが、舞台の方はアイの能力が驚いて舞台上と幕前へと進み出ます。二人それぞれに「くわばらくわばら」と「揺りなおせ揺りなおせ」と繰り返しますが、オモアイは雷が落ちたと思い、雷除けのまじない「くわばらくわばら(天神菅原道真の領地が桑原にあり、ここは雷が落ちないと言われたからという説があります)」を唱えます。一方、アドアイは地震かと思い「揺りなおせ揺りなおせ」と地震が収まるように唱えながら出てくるわけです。

山本家の能力はどちらかというと重々しい感じ。たしか野村家だともう少し大騒ぎの感じになったような記憶があります。ともかく二人は語り合ううちに、鐘がどうなったか見てみようということになり、鐘が落ちていることに気づきます。
どちらが住僧に報告に行くかでひと揉めします。このやり取りは面白いところで、こんな時のために日頃気安くしているのだから、などとオモアイはアドアイになんとか報告に行ってくれるように頼みますが、アドアイは白拍子を通したのは自分ではないと、結局は退場してしまいます。やむなく残されたオモアイがワキの前に出て「落ちてござる」と報告する形になります。

ワキは「落ちたるとは」と問い返し、アイが鐘楼から鐘が落ちたと言うと何か変わったことは無かったかとさらに問います。アイは白拍子がやってきたことを答え、ワキはだから固く女人禁制と言いつけただろうと叱りますが、ともかく鐘を見ようとワキツレともども立ち上がり、オモアイは「助かりや 助かりや」と言いながら退場してしまいます。

ワキ、ワキツレは鐘楼に赴き、ワキツレが鐘に寄って「はやバックンに煮え入って候」と落ちた鐘が高温になっていることを報告します。
これをふまえる形でワキが安珍清姫伝説を語ります。山伏と庄司の娘ということで名前は出てきませんが、ここで初めて道成寺伝説が語られて、その時に失われた鐘を今日再興することになっていたことが明らかになるわけです。

ワキ、ワキツレは祈祷の力で鐘を鐘楼に上げようとし、ノットの囃子から数珠を揉んで祈り始めます。
さてこのつづきもう一日明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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