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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

鞍馬天狗さらにつづき

この立ちシャベリのうちに、残る二人の木の葉天狗、宮本さんと榎本さんが、こちらは基本的に教義さんと同装ではあるのですが、水衣は着けず、面は賢徳でしょうかね、一人がワキ座に、もう一人が笛座あたりに立ちます。

教義さんの立ちシャベリが終わり、三人向かい合って、紗那王の打ち太刀の相手をするには稽古をしなければならないと言い合います。そして教義さんと宮本さんが杖を打ち合い稽古をはじめ、榎本さんの木の葉天狗は一人目付に出て柱に向かっての稽古を続けます。
暫く稽古をしていると、教義さんが宮本さんを打ち負かしてしまい、倒れた宮本さんはもう帰ると言って幕に入ってしまいます。
このため、今度は教義さんと榎本さんが打ち合いの稽古になり、暫く打ち合いしている打ちに、またしても教義さんが榎本さんを打ち負かした形になり、榎本さんも幕に入ってしまいます。
残った教義さんの木の葉天狗は、一人では稽古も出来ないので、ここまで出たしるしに紗那王を呼んで帰ろうと言い、常座から「沙那王」と、牛若を呼び出して退場します。
この木の葉天狗ですが、この日は最初に一人、その後二人が登場し都合三人となりましたが、一人だけ、あるいは二人などバリエーションがあるようです。

木の葉天狗の呼び声を受ける形で後子方の出となります。一声の囃子で白大口なんでしょうけれども、白地に紅葉などの柄の入った綺麗な袴に、上は子方の着る赤系の小袖の上に白の水衣を背中で縛って肩上げにし、白鉢巻きに長刀を持っての登場です。常座で長刀を突いて一セイを謡った後、続く地謡で長刀構えてワキ座に進みます。

すると大ベシの囃子で後シテ大天狗が登場となります。赤地の半切に紺地の袷狩衣、赤頭に大兜巾を載せ、大べし見の面を着けて、手には羽団扇を持っています。ゆっくり一足ずつ進みますが、力の入るところ。

一ノ松で名のり、彦山の豊前坊、白峯の相模坊など諸山の天狗を引き連れている様子が地謡との掛け合いで謡われます。地謡が「飯綱の三郎富士太郎」と謡い出すと舞台へと進み、常座から目付に出、舞台を大きく廻って大小前に立ちます。
いよいよ盛り上がってきましたが、このつづきはまた明日に
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