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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

釣狐さらにさらにつづき

シテは罠の様子を良く良く見たり、この罠にかかって一族が釣られてしまったと憎しみを込めて道具を杖でつついたりなど、様々な所作を見せます。
さらに一族の敵だから、敵討ちとばかりに飛びかかってえさを食ってしまおうとしますが、寸前のところで思いとどまります。

この直情的に動こうとして思いとどまったりする状況が、またまた狐らしさを感じさせるというか、良くできた曲ではありますね。

この罠をめぐる所作、場面がしばらく続きますが、とうとう思い切って、このまま食ったのでは罠にかかってしまうだろうから、身につけている重いものを脱いで来て一口に食ってしまおう、と言って中入になります。
身につけた重いものとは衣のことでしょうけれども、たしか和泉流では青緑を着ているので重くてかなわぬというようなことを言ったように思います。

さてここまで言うと、衣をまくり上げて下半身の着ぐるみを見せた形になって、シテは幕に走り込みます。しっぽも見えて、とうとう狐の本性が出たというところですね。

ここまでの前場は異様な緊張に包まれた感じで、重々しい不気味な雰囲気で展開します。この緊張感が、シテの走り込みで一気に爆発する感じで、正直のところホッとする感じがします。

さて中入になると、アド猟師が立ち上がり常座に立っての語りとなります。
最前、伯父の拍蔵主が来て意見され、罠を捨てたのだが不審なことがあるので、捨て罠にしておいた。様子を見てこようと言って、舞台を廻ります。今まで伯蔵主が夜やって来たことはない、などと語りながら舞台を廻り、ワキ座の罠の所にやってきますが、散々にいたずらされているのを見つけます。
これはさてこそ、狐が伯蔵主に化けてやって来たのだと気づき、きっとまた罠の所に来るだろうと、罠を組み立てて待つことにします。
ここで罠を組み立てるのですが、なかなか難しそう。シテの装束替えの時間を取る意味もあり、様々に文句を言いながら罠の組み立てをします。
さらにできあがった後も、どこに仕掛けようかと、ワキ座に置き、目付に置き、さらに常座へと試してみますが、結局ここがよいとワキ座に戻して、自身は笛座前まで罠の綱をのばして着座します。
さてこのつづき、もう一日明日に
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