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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

奈須与市語 野村萬

昨年の1月に、観世流松木千俊さんの屋島を拝見しましたが、このときに屋島が弓流、奈須与市語の小書付で萬斎さんの奈須与市語を堪能させていただいたところです。(鑑賞記
その時も書きましたが、奈須与市語は弓流や大事の小書とセットでつけられるもので、いわゆる替間として演じられるものです。
しかし、語り物としての完成度も高いため、狂言の会などで独立して演じられることも多いのが実態です。

屋島の間狂言は、本来は義経の弓流しの話を語るのですが、弓流や大事の小書が付くと、弓流しの故事自体をシテが演じる形になるので、間狂言では那須与一が扇の的を射抜いた話を演じるのでしょうね。

屋島の戦いに際して、平家方から漕ぎ出された一艘の舟には十七、八の遊君が乗り、扇を的にして、射てみよとばかりに招きます。
これを見て義経が後藤実基にその意を尋ね、那須与一に扇の的を射させるという話。見事に与一は的を射抜くのですが、この義経、実基、与一を演じ分けるところが見せ所でもあります。

萬さんがなさるのは、もちろん万作さんや萬斎さんと同じ芸系のものですが、萬斎さんとはまた大きく雰囲気が異なります。やはりそこは年輪とでも言ったらよいのでしょうか、年齢を重ねた分の枯れた味わいのようなものを感じます。
どちらが良いかというものではなく、芸はそれぞれに良いのだとしみじみ思う語でした。
さて能の他にはもう一番、桜間金記さんと久田舜一郎さんで、一調一声「三井寺」。
これも味わい深い曲でした。久田さんは関西でご活躍のため、初めて聞かせていただきましたが、良い雰囲気の小鼓でした。
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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